最近外国為替証拠金取引という言葉をよく聞くかもしれませんが、外国為替証拠金取引って何?という疑問を持っている方に外国為替証拠金取引の基本を紹介します。
外国為替証拠金取引とは、英語の「Foreign Exchange」の略で、日本語で言うと「外国為替取引」という意味になります。
外国為替取引とは、2種類の通貨を等しい値段で交換(売買)するということをいいます。
例えば、Aという銀行が持っている円を、Bという銀行が持っている米ドルと交換した場合は、A銀行の立場から見れば「円を売って米ドルを買っている」ということになり、反対にB銀行は「米ドルを売って円を買っている」ことになります。
また、このときの交換比率が「1ドル=100円」であれば、その値段が交換時の取引レートということになります。
つまりこの場合、A銀行は「100円を売って(払って)1米ドルを買っている」ということです。
もともと外国為替取引は、貿易代金の決済に代表される実需目的でなされるものが中心となっていました。
しかし、1970年代に変動相場制が導入され、為替レートが時々刻々と変化するようになってからは、この変動を利用して、株の売買などのように「安く買って高く売る」という投機的な取引が活発になされるようになりました。
先ほどの例で、A銀行が「1ドル=100円」で円と交換した米ドルを、後に「1ドル=110円」で同じB銀行に売ったとしたら、1ドルあたり(110円-100円=)10円の利益が発生することになります(反対にB銀行では10円の損失となります)。
1ドルあたりの損益はとても小さいですが、これが何百、何千万ドル単位となれば、取引次第で巨額の利益がもたらされることになります。
こうして投機的な取引は、従来の実需取引に代わって外国為替取引の主流となり、現在へと至っています。
かつて日本では、こうした外国為替取引業務は、認可を受けた金融機関(外国為替公認銀行)しか行なうことができませんでした。
しかし1998年にいわゆる外為法(外国為替及び外国貿易法)が改正されてからは、この規制が撤廃され、誰でも外国為替取引を行なうことができるようになりました。
こうした中で生まれたのが、少ない金額でも効率的に外国為替取引ができるよう、個人投資家向けに開発された「外国為替保証金(証拠金)取引」なのです。